覚悟はしていたけれど、なかなか、なかなか、完成に近づけずに焦ってきている櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
天下一洋裁会で、10月31日までに作る!と宣言してしまっているのに、まだボタン買ってないし・・・。
日暮里に行くというタイムラグも考えると、かなり厳しい状況ですが、中間報告を!
(してる間に縫えっ!)
柄合わせの悲劇
「柄合わせ」ということをしたのが、そもそも初めてなんですよ。
柄合わせの定義は知らんけど、こういうポケットの箱布とか、
ガンフラップの布と、
下の布と同じ図柄を合わせて、まるで一枚の布のように見せることです、今回の場合は。
これ、簡単なように見えて、すっごく難しくて…ポケットはなんだかんだ、ズレてしまいました。
また、かなりピッチ?の大きい柄を選んだので、柄合わせをしようとすると、高級な布を、こんなふうに無駄に切り取らなくてはいけないという試練が・・・。
余った布でクッション作ろうと思っていたのに・・・かなりショックです。
しかし、満足のいくトレンチコートを作るためには、背に腹は代えられない!
パーツの多さに悲鳴
分かってはいたけれど、とにかくパーツが多いんです。
そもそも、カットした布の数が凄すぎるし。
今まで、見たこともなかったような、沢山のパーツづくりに時間を費やしております。
そうそう、ベルトループ返しは、毎回苦戦しますが、今回も苦戦しました、というか敗退しました。
コットンギャバジンも、それなりにしっかりと厚い生地だと思うんですが、今回はもっと分厚い生地だったので、ループ返しができなかったんです。
糸切れました。
布を切り出し直して、ジグザグミシン&三つ折りしてステッチに切り替えましたが、失敗すると、その失敗にかかった時間、再度やり直す時間を考えると、何とも切ない気持ちになります。
しかも、ベルトループの縫い付けは、位置が気に入らなかったり、ぶ厚過ぎてミシンが根負けしたりして、数えきれないほどやり直しました・・・。
あぁ、気持ち切り替えていこ!
人生のメンタルトレーニングとしか思えません、洋裁。
自分のレベルの低さを痛感
まず、つくり方の解説が、理解できないことが多くて、自分のレベル以上の本を使っているのだなと実感。
何度も読んで、なんとなく理解して、実践して、間違えて、あぁ、なるほど。
みたいな、途方もなく無駄なプロセスをたどっています。
「毛抜き合わせ」とか知らない用語が出て来て、その度にググってたり。
あと、ぶ厚い生地にした時点で、ガンフラップやヨークの裏布は、薄い別布にすべきだったと後悔したり。
ベルトループの時もそうだけど、「ぶ厚い生地にするときに気を付けること」が、全然予測出来ていない。
知識も経験もまだまだだな、と、一瞬一瞬で痛感してます!
でも、このトレンチコートが、櫻田の洋裁レベルを引き上げてくれていることは間違いない!
明るい未来を信じて、頑張るのだ!
で、ボタンどうしよう・・・
ブラックだと、キリリと引き締まる。
シルバーだと、明るくクリアな感じ。
明るい色の多いコーディネートを考えると、シルバーな気もするんだけど、ブラックの方がコートとしての完成度は上がりそうな気がするし、黒合わせの時に、すごい映えるだろうなぁ・・・。
来週日暮里に行くまでに、決めるぞ!
型紙と布情報・製作記一覧
- 表地 綿100% 280cm幅×2.5M 11,137円(10%セール中でした)
@E&SON FABRIC
France輸入・インテリアファブリック・カルトナージュ TOILE DE JOUY 12 :A20012:e-son-fabric – 通販 – Yahoo!ショッピング
トワル・ド・ジュイ「トレンチコート」製作記
1)プロローグ★クリスチャンディオールに憧れて 280cm幅!?